斑鳩 Final Chapter 長元坊への張り付き高度について

斑鳩のスコア稼ぎでは、Final Chapterで長元坊に密着解放する動きがよく見られます。この動きは長元坊を速攻してより多くの長元坊を出現させるためのものですが、一方で近づきすぎた結果長元坊に接触してミスとなったり、逆に遠すぎて密着解放が成立しなくなったりといったミスのリスクがある動きでもあります。

本稿は斑鳩Final Chapterの長元坊に対して接触死せずに密着解放が成立する高さについての調査結果となります。

各ゾーンの位置

まず前提として、長元坊の判定は出現直後だけ微妙に大きくなっています。このため、出現後の長元坊に接触死せずに張り付ける高さでも、次の長元坊の出現時に長元坊と軸を合わせていると接触死が発生したりします。(後述する接触死ゾーンで起きる現象)

これを踏まえて、自機の高さを下図のように4つのゾーンに分類します:

各ゾーンの広さと位置関係。これより下は非密着ゾーン、これより上は接触死ゾーン。

まず、一番下の非密着ゾーンです。非密着ゾーンでは長元坊との距離が離れすぎているため、長元坊への密着解放が成立しません。(一部だけ密着解放になることはあるが、12本すべて密着解放にはならない)

非密着ゾーンよりも上に行くと安全ゾーンに入ります。安全ゾーンは自機の上下移動2F分の高さがあり、この領域は長元坊への密着解放が成立し、かつ長元坊との接触死は起こらない、というある種理想的な高さとなります。

安全ゾーンよりもさらに長元坊に近づくと接触死ゾーンとなります。半接触死ゾーンは自機の上下移動1F分の高さしかなく、この領域では密着解放が成立しますが長元坊の出現直後だけ接触死のリスクがあります。すなわち、長元坊の出現する瞬間に自機と長元坊の軸が合っていると接触死が発生します。(出現してしばらく経った後ならば軸が合っても接触死はしない)

そして最後、半接触死ゾーンよりさらに上に行ってしまうと接触死ゾーンとなり、ここでは自機と長元坊の軸が合うと常に接触死が発生してしまいます。

Appendix: HUDを利用した高さ合わせ

横画面でプレイする場合、設定によっては画面左右にスコア・実績表示用のHUDが表示されます。このHUDを目印として高さ合わせすることもできます。個人的おすすめとしては、自機の左翼の下端と一番右上の実績(田鳧撃破の実績)のグラフィックを目印にして合わせるのが分かりやすいかと思われます。

左:Arcadeモード、右:Prototypeモード。設定は下に記載。

上図はSteam版で以下の環境・設定にした時の位置関係です。(UIの位置に関係しそうなものは太字で表示):

  • ディスプレイ解像度:1920x1080
  • VIDEO SETTINGS
    • SCREEN MODE: FULL
    • RESOLUTION: DESKTOP ← 解像度
    • ROTATE SCREEN: NONE ← 画面の回転
    • ROTATE HUD: SYNC
    • HUD SIZE: MIDDLE ← 文字サイズ
    • HUD LAYOUT: TYPE 6 ← レイアウト
  • ADVANCED SETTINGS
    • WALLPAPER: OFF
    • CHAIN NUMBER: ON ← chain数表示
    • ENERGY NUMBER: ON
    • STATS: ON ← 実績表示の有無
    • SHOW FPS: ON

Arcade-Normalで長元坊7機出し(118chain)を狙う場合、直前の朱鷺の撃ち返しを吸ってゲージ回収したい関係でHUDを利用した高さ合わせは難しそうですが、妥協して長元坊6機出しにする場合や他のモード(Arcade-EasyやPrototype-Normal等)なら採用の余地はあるかもしれません。